いつか学びたかったIPOとPOの違い

意外とIPOとPOの違いがよくわからない人は多いのではないでしょうか。

そこで、それぞれの意味と違いについて記載します。

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「新規公開:IPO」とは

IPOとはInitial Public Offeringの略称です。

直訳すると「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」となり、非上場・未公開の企業が株式等を証券取引所(株式市場)に上場(公開)させることをいいます。

株式公開に際しては、通常、新規資金を調達するために発行した新株や、既存の株主が保有している株式などの売却が行われます。これにより広く一般の投資家がその企業の株式を保有することができ、証券取引所で自由に売買ができるようになります。

投資家にとってはどのような魅力があるの?

  • 取得に際し、手数料がかからない。
  • 上場後の株価が大きく飛躍している銘柄が多い。
  • 銘柄によっては上場後、数ヶ月の間に株式分割を行う企業が多い。
  • 公募価格(売出価格)は割安に設定される場合が多い。
  • 新興企業など歴史の浅い会社が多く、今後の業務急拡大が期待できるなど。

一方、新規公開株(IPO)の注意点は以下のとおりです。

  • 上場後、株価が一方通行でブレやすい。
  • 株価は居所を落ち着けるまで3-6ヶ月程度かかる。
  • 新興企業等歴史の浅い、規模の小さい会社が多く、バリュエーションが把握しにくいなど。

特に初心者はIPOは初値で売ることをお勧めします。 

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「公募(募集)・売出し:PO」とは

POとはPublic Offeringの略称です。

直訳すると「Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、日本語では「公募」と呼ばれます。「公募」とは、「不特定かつ多数の投資家に対し、新たに発行される有価証券の取得の申込を勧誘すること」をいいます。

既に上場している企業が、増資などで発行した新株や、大株主などがまとめて保有している株式を、広く一般の投資家を対象に売却することをいいます。

まとめ

「新規公開株(IPO)」と「公募・売出(PO)」の違いを簡単にいえば、実施する企業が「未上場」か「既上場」かの違いといえます。

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